鹿児島県にお住まいのヤニ沢永吉さんからのリクエストで、夏祭り。
サザン桑田派なので長渕を取り上げるのも何となく忍びないが、否応なしの名曲。
左手指一本、右手はオーソドックスなスリーフィンガーピッキング(絶賛練習中)。
夏の宵、まさに歌詞の通り線香花火を提げている情景が浮かぶようなイントロ&アウトロ。
よくベンチャーズを称賛する文脈で「ギターを聴きたくなるだけじゃなくて弾きたくなるようなメロディ」と言うが、まさにそれ。
長渕の憧れの拓郎はそういう要素がふんだんであるが、このメロディはその域にあるやに思う。
長渕が、自身が作るのは曲は「弱虫の歌」が多い(意訳:チンピラの歌が多い)と言うが、この曲の詞に関してはもうフォークアイドル丸出しな青春ソング。
いわゆる長渕フォークアイドル期。
「燃えて散るのが恋ならば そのまま消えずに輝いてくれ」ここなんかが典型的なフォークアイドル長渕の歌詞。
「いつまで経っても恋の矢は あなたの胸には刺さらない」
「だから心のドアを ノックしないで」
素直な心理描写じゃなくて、花火だとか弓矢だとかドアだとかに比喩した描写をサビのクライマックスに持ってくるっていうね。これは統一感あって面白い。
ただ、「チリリン チリリン」「燃えて散るのが 恋ならば」←このへん長渕色が出ている。
チリンチリン~じゃなくてチリィリン~なのが、なんか長渕。言語化できないが、すっごい長渕。
正統派だがやたらメロいアコギプレイと、ファルセットも綺麗なフォークアイドルなボーカル、そしてどうしても零れる長渕節。
この三位一体が素晴らしいんだと感じた。
どれか一つだけだと陳腐or胃がむかつく感じがする。
ちなみに最近の長渕は、こう言ったフォークアイドル期の曲も厭わないでやるのでちょっと好き。
じゃあの。
