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酔象パオン

動物愛護というのは、正気の沙汰では出来ないのか

友人のA氏の体験談より。

A氏は犬の散歩へ出た。
車を近傍に停め、数kmに亘る堤防沿いを気ままに歩く、いつもの散歩コースである。
ある3月の夕刻、A氏は同じく犬を連れた中年男性とすれ違った。
中年男性は「こんにちは!」と、必要以上に大きく威圧的な挨拶をした。
3月の夕刻であるにも関わらず、短パンタンクトップである。
A氏は驚きながらも挨拶を返すと、中年男子はおもむろに犬を引くのと逆の手を開いて見せた。
その中にはうんこ。
中年男性曰く、「犬に出させっぱなしで放置してる者が多いですから。私はよその犬のでも拾っているんです。」
A氏は戦慄を感じながら、しかしビニール袋にきちんと糞を持ち帰っているのでそれを掲げ、「そうですか。私はいつも持ち帰りますから。」と返した。
中年男性は少し落ち着き、「そうですか。散歩のマナーがなってない人が多いですからね。」と。
しばらく向き合い、A氏は間を嫌うように「ビニール袋、よかったら使ってください。」と差し出した。
中年男性はさらに落ち着いた様子で「助かります。」とうんこを仕舞い込み、その場を去っていった。


猫への餌やりさんなどもそうだが、動物愛護界隈の皆様の中にはどうも話の通じない方が多い。
上記のエピソードは、そんな彼らのズレを紐解く一助になるかと披露してみたものであるが、かえって分断を招いてしまったような気がして申し訳ない気持ちになってきた。
思えば私もA氏には「その散歩ルート今後は通るな」とアドバイスしたものだった。
うんこ生グラブは人類最大の禁忌であり、狂気の象徴である。

さておき、ここでは動物愛護法の以下の条文を引用する。

(動物の所有者又は占有者の責務等)
第七条 動物の所有者又は占有者は、命あるものである動物の所有者又は占有者として動物の愛護及び管理に関する責任を十分に自覚して、その動物をその種類、習性等に応じて適正に飼養し、又は保管することにより、動物の健康及び安全を保持するように努めるとともに、動物が人の生命、身体若しくは財産に害を加え、生活環境の保全上の支障を生じさせ、又は人に迷惑を及ぼすことのないように努めなければならない。


動物愛護界隈とのコミュニケーションの齟齬には、この下線部、人間との健全で衛生的な共生を謳った部分への認識の違いがある。
裏を返すと、
「動物たち、かわいそう」「駐車場にフンをするな」
この典型的なすれ違いも、当該条文を主眼に置いた教育・啓発によって、少しだけこの両極化の溝は縮まるのではないかと考える。
動物かわいい大事にしようバナシと、餌やり迷惑糞害に憤慨ニュースにそれぞれ自らのポジションでもって反応してゆくのが現状。
法の支配が原則の我が国において、条文を軸に物事の再考を図るというのは、極めて本流のアプローチであるように思う。
先鋭的なマッド動物愛護マン、分からず屋の猫足蹴おじさん、どちらも発展的に消滅していただけると良い世の中になるだろう。


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コメント

1. 無題

IWC(国際捕鯨委員会)もそう。捕鯨文化を守る・世界のクジラの管理を主目的として発足した組織が、今や捕鯨反対派の意見に寄り添っている。日本を敵視し続けた。日本は脱退して正解だよ。
クジラが増えて(絶滅危惧種の個体数が増えている良い点もあるが)、人間が食べる分の魚の漁獲量が減少している。
反対派の顔色を窺っているようでは、国際組織は成り立たないよ。

Re:無題

コメントありがとうございます。

捕鯨関係の場合は、エキセントリックなワンニャン愛好家と違って世界レベルで話の通じない圧力団体が相手になりますね!
どちらにしても理念が永劫に共有出来ないのであれば袂を分かつのは自然であり、しかし適当な線引きをすることによって共栄することが出来るんだろうと感じますし、本稿の趣旨でもあります

反捕鯨ロビーの代弁者たるIWCなぞ安倍ちゃんが蹴飛ばしてくれてせいせいしたわ、というのは本音ですし、まさに美味しんぼで描かれているような反捕鯨団体の実態には辟易しますが、まあ日本人らしく今後も彼らとは適度に距離を置いて、こっちはこっちで竜田揚げパクパクしてようかなと思います!

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